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料理初心者のお作法

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メシマズ、最近よく聞く言葉だ。

幸い自分の周りにはメシマズのような人はいない。
(したがって想像できない部分も多々ある。)

メシマズは「本人にその気さえあれば」すぐになおる、と思う自分は甘いのだろうか?
それとも、「その気」になれない人たちのことをメシマズ、というのだろうか。

たとえ味覚が異常だろうと、レシピの通りにきっちり作業すればまともな料理はできあがる。
余計なアレンジは不要だ。

身近なメシマズに困らされている人は、「レシピの内容を過不足なく実践する」ことを一緒に訓練していけば解決すると思う。
それを拒否するなら、メシマズどうの以前に性格の問題である。

レシピの内容を過不足なく実践

さて、料理初心者やメシマズ矯正中の人々がまずはじめることは、先のとおり「レシピの内容を過不足なく実践する」こと。
レシピについては本や雑誌も豊富だし、ネットにも無料のレシピが山ほど転がっている。
その中から、適当なものを選んでやってみる。

cookpad.com
レシピサイトの王様といえばクックパッドだが、このサイトは誰でもレシピを投稿できるシステムのため、レシピの質もピンキリだ。
(プレミアムに加入していれば、人気順にレシピが見られるので、大きく外すことはない。)
レシピの書き方も人それぞれで初心者向けではないかもしれないが、種類も豊富で検索もしやすいので、一度は使ってみるといいだろう。

オススメなのは↓chefgohan.gnavi.co.jp
何を作っていいか分からない人は、この基本の100レシピを順番に作ってみればいい。
プロのレシピなので、ハズレはないだろう。

このようにして、たいていの人は失敗もなくだんだんと経験値を積んでいく。

どんなに複雑な工程であろうと、レシピの手順で進めていけば何の問題もない。
のだが、この「レシピの内容を過不足なく実践する」というのは、場合によっては案外曲者だ。

あれ?レシピの通りにやったはずなのに…なんだかなー、という結果になることは、別にメシマズじゃなくともたまにはあるだろう。

これにはいくつか原因がある。

  • 料理用語の解釈
  • 量の増減
  • 手際

だいたいこんなところか。

料理用語の解釈

料理用語は、微妙にわかりにくい。

湯剥き、とか、ささがき、ひたひた、とか。
料理をする人にとっては当たり前だが、しない人は一生使わないような用語が普通に出てくる。
しかも、それは当然のように出てきて、レシピ内に説明はない。
画像があれば、それを参考にする程度だ。

また、一口大、とか、おおさじ1、とか、量や大きさにまつわる用語も意外に厄介で、自由な解釈がメシマズを生むともいうし、この辺りは一度正しい定義を軽く確認しておくといいだろう。
(素人投稿型のレシピサイトでは投稿者が間違っていることもわりとあるので要注意。)

参考↓
料理の基本 | ホームクッキング【キッコーマン】
はじめてさんの料理の基本 - 料理・レシピ検索サイトのナスラックキッチン

完璧主義の人は、全部に目を通したくなるだろうが、ざっくりでやめておいた方が無難である。
暇なときに目を通したり、分からないことがでてきたときに調べる程度がオススメだ。

量の増減

これは意外とよくあることなのだが、あっおいしそう!と思って作ろうとしたレシピの量があわないパターン。

一人分作りたいのに、レシピは(4人分)とか、その逆も然り。

はじめのうちは、レシピの材料を4分の1にして挑戦する、というのはやめた方がいいかもしれない。
量が変わればゆで時間や、レンチン時間などの調理時間も変わるし、調味料を単純に4分の1すればいいわけではないこともある(野菜から出る水の量が考慮されている場合など)。
慣れればだいたいこんなもんかと量を変えることができるし、勘のいい人は問題ないが、心配性で完璧主義なら、作りたい量がのったレシピを探そう。

手際

最後にこの手際。これはかなり重要だし、熟練度があらわれる大きなポイントだ。

料理を作る時間というのは、この手際にかかっている。

パスタをゆでながらソースを作るマルチタスクや、調理器具が不足していて洗いながら進めなくてはならない場合など、手際のよしあしは料理の出来栄え・味にまで影響してくる。

正直、こればっかりはいっぱいこなして経験を積んでください、としか言いようがない。

しかしそれで終わってしまっては元も子もないので、一応コツのようなものを挙げておく。

  • 不要な物を片づけ、作業スペースを確保する!
  • 材料は用意しておく
  • レシピは最後まで目を通し、おおまかな工程を覚える

作業スペースの確保は非常に大切だ。
スペースはどれだけあっても足りないくらいなので、広めにとるのがいいだろう。
(自分も引越しをして前の家の倍以上の作業スペースがあるキッチンになったが、正直まだ足りない。今となっては、前の家でどうやって調理していたのか謎である。
ちなみに、調理器具も足りなくて、ボウルのかわりにエリンギの入ってたパックを活用していたのもいい思い出だ。)

時間が勝負の料理では、レシピを読みながら進めるのはもたつくのでイマイチだ。
レシピは分量を確認する程度ですむように、あらかじめ最後の工程まで目を通し、流れを頭に入れて臨んだ方がいい。
(今日の夕飯を作ろうとして工程の中盤まで進めたところで「この状態で1日~2日ねかせます」と出てきたり、出汁の作り置きはしていないのに唐突に「すぐに出汁をかぶるくらいまでいれます」とか出てきたりするので、こうしたリスクを回避するためにも必ず!)

慣れないうちは時間もかかるし、疲労感もあるかもしれないが、すぐに楽になるので頑張ってほしい。

まとめ

  • 入門者はまず基本の料理をプロのレシピどおりに作るべし
  • 計量や料理用語は一度確認しておくべし
  • 十分な作業スペースを確保し、工程を頭に入れてから取り組むべし

こんな風に書くと、まるで料理をするというのはたいそうなことのように見えるかもしれないが、実際は適当にやってもまずくならないことがほとんどだ。
だいたい、食べ物と食べ物を掛け合わせて食べ物を作っているのだから、食べられないような物ができてしまうのは極めてレアケースだろう。

めんどくさければ適当でも問題ないので、気軽に初めてみるといい。

ただ、時間もかかって神経も使ってやっと料理を完成させた場合、たとえおいしくても、コスパが悪いと感じるかもしれない。
これを毎日!?と気が遠くなるかもしれない。食べ終わって食器を洗うのもウンザリかもしれない。

しかしこれだけは言いたい。
時間はどんどん短縮できるようになる!
ながら作業で料理して、神経なんてほとんど使わなくてもできるようになる!
疲れたら外食して、料理は趣味程度にするもよし!

どんどん料理、してみてください。