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不倫なんてくだらない、か?

不倫なんてくだらない。カッコ悪い。
不倫は悪であり、愚かで不幸な人間のすること。

果たしてそうだろうか?
そのような考えにはどうもにもひっかかる部分がある。そこをなんとか文章にしてみようと思う。

そもそも不倫とは?

まず「不倫」ということばの意味を確認しておこう。

辞書で調べてみたところ、次のようにあった。

道徳に反すること。特に、男女の関係が人の道に外れること。また、そのさま。

え、人の道って……。
どうもかなり主観的なもののようだが、一般的には、既婚者が配偶者以外の人物と恋愛関係をもつこと/もとうとすること、などを指していると思われる。

つまり、一般的に、既婚者が配偶者以外の人物と恋愛関係をもつのは人の道に外れた行いだと認識されている、ということになる。

いわゆる「不倫」は人の道を外れているか?

不倫は人の道を外れているか?とは循環関数のような問いだが、要は配偶者以外との恋愛関係は人の道に外れていると言えるのか、という意味だ。

人の道とは何ぞや、ということについては、正直色々な捉え方があると思うが、配偶者以外との恋愛関係が人の道を外れているとされる主な要素は、配偶者の「信頼に背き、裏切る」行為であるとされる部分にあると思う。

「信頼に背き、裏切る」ことが人の道に外れているというのは個人的には納得しやすいが、配偶者以外との恋愛関係が即裏切りかというと一考の余地があるのではという気がしてならない。

ここで問題になってくるのが現代日本における「婚姻(結婚)」がどのようなものか、だ。
「婚姻(結婚)」は一種の契約であり、この契約にサインしておきながら契約違反をすれば、それはまさに「信頼に背き、裏切る」ことに他ならない。

婚姻(結婚)の契約内容

では婚姻(結婚)の契約内容はどんなものがあるのか、ということだが、これを既婚者の何パーセントが正しく答えられるかというのは甚だ疑問だ。

私は法律のプロではないので、適当にウィキで調べたが、民法で色々と定められているらしい。
たとえば

  • 夫婦は同じ氏を称しなければならない。
  • 夫婦は同居し、互いに協力し扶助しなければならない。

など。

それでは、そうした婚姻(結婚)の契約内容に配偶者以外との恋愛関係を禁止する項目があるのだろうか?
答えはNo、だ。
調べたところによると、夫婦は貞操義務を負う、とする判例は存在するものの、現行法にはその「貞操義務」自体についての明文規定はないとのこと。
しかし、配偶者に不貞な行為があった時、離婚の訴えが提起できる、ということは民法第770条でしっかりと明記されている。

どうにも中途半端だな~という感じがぬぐえないが、明文規定がない以上、明らかな契約違反とはいえないのではないか。
婚姻関係を結んだ上で、さらに他で恋愛関係を結ばないということを誓い合ったりすれば、もちろん契約違反になるだろうが、ただ単に婚姻関係を結んだだけでは、貞操義務の捉え方にズレがある危険性もある。
結婚前に、貞操義務についての考えをお互い明らかにしておくことが重要だ。
(キャバクラ/ホストはいいけど、合コンは嫌だ、とか。複数ならいいけど1対1は嫌だ、とか。AVも見てほしくない、とか。わからないようにやってくれればなんでもOKとか。お互い不問にしよう、とか。結構色んな人がいるもんです。)

まとめ

ここまでで考えると、貞操義務についての考え方のすり合わせができており、配偶者が認めるのであれば、他での恋愛関係や性交渉も相手を裏切る行為とはいえず、したがって糾弾されるようなものではなくなる。

まぁそのような例が少ないからこそ、不倫といわれ糾弾されてるんだろうけど……。

しかし、多様性を否定するつもりはないし、個人的にはそういうのも面白いと思う。

そもそも、ほぼ100%に近い避妊方法が確立されている現在、性交渉や恋愛など、本来自由意思に基づいて営まれるべき行為を法で定めることに無理が出てきているのではないかと思う。
今回調べてみて、婚姻システムについては正直時代遅れと感じる部分もかなりあった。

配偶者を裏切ることに繋がらないのであれば、魅力的な人物と深い関係を持つことは悪いことではないと思うし、人生を楽しむことはくだらなくはない。
それに、一夫一婦制をとっている日本においては違和感を持つ人が多いだろうが、単純に、複数人を幸せにできる人物は決してカッコ悪くはないと思う。


まぁ、こんな考えの人もいるということで。
賛成・反対など、色んな人の話が聞いてみたい話題です。